神道文化叢書第43輯 『神をまつる神社建築 玉殿の起源と発展』 山田岳晴著の刊行

玉殿とは、神社の本殿内にある本殿型の小建築で神体を奉安するもの。その発生は、平安後期と推定され、現存の中世玉殿は安芸国(広島県)に集中しています。広島県内を中心とした中世玉殿の実施調査と、古文書からの玉殿の復元を行い、その起源と発展および建築史的特質を明らかにする神道史と建築史を架橋する画期的研究。

目次

序 章 神社建築の概要

第一章 現存する中世玉殿の事例調査

第二章 中世玉殿の屋根構造

第三章 中世玉殿の一木造出技法

第四章 中世玉殿に見られる地方色

第五章 厳島神社玉殿の復元

第六章 出雲大社内殿の復元

終 章 玉殿の特質

付 録 神社建築用語の解説

なお、本書は一般書籍として弘文堂より販売されています。(本体5000円+税)