伝統や固有性に重きを置いていた神葬祭や大葬儀をめぐる従前の言説に一石を投じ、実際ハム―明治維新後の激しい社会変動に対応して十何に変容していた実態を大一字資料など種々の史料を用いて明らかにしています。巻末に50余頁に及ぶきわめて詳細な関連事項年表が付されています。
目次
序 章 神道葬儀礼研究の現状と課題
第Ⅰ部 神葬祭の形成と展開
第一章 『葬祭略式』制定と「喪主」
第二章 国民教化運動し「斎主」
第三章 神葬祭執行の実態
第Ⅱ部 近代大争議の成立過程
第四章 天皇による奏場への臨御
第五章 「皇室喪儀令」の附式と古儀
第六章 近代大喪儀の再編と成立
終 章 本書の成果と課題
関連事項年表
※なお、本書は一般書籍として、弘文堂より販売しております。(本体5000円+税)