本年度の公開講演会については、6月中に開催を予定しておりましたが、昨年1月からの新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、本年も例年通りの形式による公開講演会の開催が難しいという判断を致しました。つきましては、昨年度同様、本会のWebサイトに期間限定にて音声付きスライド及び、レジュメの掲載およびリモート形式による座談会(事前収録)を掲載致します。
「神饌と神道文化―神々への供えものを考える―」
第1講 吉野亨氏(文化庁芸術文化調査官)
「官國弊社の特殊神饌について」
第2講 吉川雅章氏(長尾神社宮司)
「宮座の祭りにみる『特殊神饌』」
お二方の先生を交えてのリモート座談会
(司会・國學院大學准教授 藤本頼生)
講演戴いた先生のご紹介
吉野亨 先生(文化庁芸術文化調査官)
博士(神道学)。専門は祭祀学。
著書に『特殊神饌についての研究』(武蔵野書院・平成27年)、「信仰と食―くらしに息づく文化再考」(文化庁宗務課編『宗務時報』124号、令和2年3月)など。
吉川雅章先生(長尾神社宮司・一般財団法人大阪国学院講師)
博士(文学)。専門は祭祀学
著書に『宮座儀礼と「特殊神饌」』(弘文堂・令和3年)、『談山神社の祭 嘉吉祭神饌「百味の御食」』(綜文館、平成7年)、『食の民俗事典』(共著・柊風舎、平成23年)など。
藤本頼生(國學院大學神道文化学部准教授)※座談会司会
博士(神道学)。専門は、神道教化論、宗教社会学。
著書に『神道と社会事業の近代史』(弘文堂・平成21年)、『神社と神様がよ〜くわかる本』(秀和システム・平成26年)、『明治維新と天皇・神社』(錦正社・令和2年)、『鳥居大図鑑』(グラフィック社・平成31年)、『神社・お寺のふしぎ100』(偕成社・平成26年)、『地域社会をつくる宗教』(明石書店・平成25年)、『よくわかる皇室制度』(神社新報社、平成29年)など。