さる平成21年6月6日(土)の午後1時から、國學院大學を会場に財団法人神道文化会主催(共催 國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター)の第11回公開講演会「相撲と神道文化」が開催されました。
講演会では、主催者挨拶の後、鶴岡八幡宮教学研究所長の加藤健司氏を講師に全国各地の神事相撲について講演を戴いたのち、元小結の舞の海秀平さんをお招きして、大相撲中継の実況でも知られる藤井康生NHKアナウンサーとのトークセッション、最後に藤井アナウンサーの司会のもと、加藤健司氏、元立行司第30代の木村庄之助さん、相撲博物館学芸員の村田邦男さんの4氏によるミニシンポジウムを行いました。
ミニシンポジウムでは、木村氏より国技館での土俵祭について、VTRを見ながら説明があり、村田邦男より加藤氏の講演で触れられた大相撲の歴史とともに近代以降の興行相撲の歴史、土俵祭についても補足がなされ、神事としての相撲との関わりについて、文化や民俗の面にも触れながら討議がなされました。