++お知らせ
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自然と神道文化2が出版
これまでの公開講演会シリーズ「自然と神道文化」の第4回から第6回までの内容をまとめた『自然と神道文化』ができあがりました。弘文堂より発行。
一般書店で入手できますので宜しくお願い致します。
詳しくは、http://www.koubundou.co.jp/books/pages/16059.html
を参照ください。

第11回公開講演会を開催

ミニシンポジウムの様子
さる平成21年6月6日(土)の午後1時から、國學院大學を会場に財団法人神道文化会主催(共催 國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター)の第11回公開講演会「相撲と神道文化」が開催されました。
講演会では、主催者挨拶の後、鶴岡八幡宮教学研究所長の加藤健司氏を講師に全国各地の神事相撲について講演を戴いたのち、元小結の舞の海秀平さんをお招き
して、大相撲中継の実況でも知られる藤井康生NHKアナウンサーとのトークセッション、最後に藤井アナウンサーの司会のもと、加藤健司氏、元立行司第30代の木村庄之助さん、相撲博物館学芸員の村田邦男さんの4氏によるミニシンポジウムを行いました。
ミニシンポジウムでは、木村氏より国技館での土俵祭について、VTRを見ながら説明があり、村田邦男より加藤氏の講演で触れられた大相撲の歴史とともに近代以降の興行相撲の歴史、土俵祭についても補足がなされ、神事としての相撲との関わりについて、文化や民俗の面にも触れながら討議がなされました。

舞の海さんと藤井アナウンサーによるトークセッション
平成21年 表彰式を開催

当日の表彰の模様
平成21年5月29日に平成21年の神道文化会の表彰式が東京大神宮にて開催されました。
神道文化会では、毎年神道文化に功績のあった方々に神道文化表彰、ならびに神道芸能の普及に功績のある団体に対して神道芸能普及費の支給を行っておりますが、本年は以下の方々が表彰、支給を受けました。
表彰者
一、小林弘樹殿(山梨県)
二、かつおぎ会殿(大阪府)
三、宮田力松殿(愛知県)
四、平安神宮崇敬会殿(京都府)
五、全國戦歿學徒を追悼する會殿(兵庫県)
神道芸能普及費
高江町太郎太郎踊り保存会殿(鹿児島県)
神代御宝踊保存会殿(徳島県)
万九千社 立虫神社 神代神楽保存会殿(島根県)
公開講演会 相撲と神道文化

チラシ案内(表)はこちらをクリック↓
yyyyaeeyayeyine.pdf
チラシ案内(裏面)はこちらをクリック↓
yyyyaeeiciie.pdf
(財)神道文化会 公開講演会 第11回 「相撲と神道文化」
[開催趣旨]
現在、相撲は日本の国技とも称され、スポーツとしての側面が大きく注目されていますが、古来より相撲は神事との深い関係を有してきました。
相撲の起源は、遠くわが国の神代の時代にまで遡り、また『日本書紀』垂仁天皇七年の野見宿禰と当麻蹴速が垂仁天皇の前で相撲を取った故事に基づき、朝廷では「相撲節会」が年の作物の豊作を祈る宮中儀礼として執り行われました。現代でも日本各地の神社では、数多くの相撲に関わる神事・奉納相撲等が行われています。本年の公開講演会では、これまでの自然と神道文化に加え、このような相撲と神事の関わりを考えることで、相撲に息づく神道文化の存在を再発見して行きたいと思います。
・主 催 財団法人神道文化会(渋谷区代々木1-1-2 神社本庁 内)
・共 催 國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター
・日 時 平成21年6月6日(土) 午後1時〜4時半
・場 所 國學院大學(渋谷区東4-10-28)(120周年記念2号館1階2104教室)
※本年は会場が國學院大學となっておりますので、開催場所には充分ご注意ください。
参加お申込・お問い合わせ
〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-1-2 神社本庁内 (財)神道文化会宛
TEL 03‐3379‐8281 FAX 03‐3379‐8299 E-mail info@s-bunka.com
[スケジュール]
午後1時〜1時15分 開会挨拶ほか
午後1時15分〜2時35分
基調講演 加藤健司氏[鶴岡八幡宮教学研究所長]
「相撲節会と神事相撲について」
午後2時35分〜2時45分 (休 憩)
午後2時45分〜3時15分 元小結舞の海秀平さんを招いてのトークセッション
(司会 NHKアナウンサー藤井康生氏)
午後3時15分〜3時25分 (休 憩)
午後3時30分〜4時25分 シンポジウム
○パネリスト 木村容堂氏[第30代木村庄之助]
現代の相撲と神事・「土俵祭」について
村田邦男[日本相撲協会相撲博物館学芸員]
大相撲にみられる神事性について
コメンテーター 加藤健司氏[鶴岡八幡宮教学研究所長]
(司 会) 藤井康生氏[NHKアナウンサー]
(講師・パネラー紹介)
加藤健司(かとう けんじ)
鶴岡八幡宮教学研究所長
昭和27年福岡県生まれ。
國學院大學大学院博士課程修了(神道学専攻)。専門は神道学・民俗学。
著書に『都道府県別祭礼行事』(共著・おうふう)、日本文化を知る』(同)、『都道府県別祭礼事典』(同)、
『日本祭礼民俗誌』など多数。
木村庄之助(きむら しょうのすけ)
立行司(第30代)
昭和13年佐賀県生まれ。昭和30年3月場所に第22代木村庄之助に入門。翌5月に木村保之助の名で初土俵。平成13年1月に第31代式守伊之助を襲名。同年11月に第30代木村庄之助を襲名。平成15年1月に日本相撲協会を退職。
大相撲本番付の揮毫でも著名。
村田邦男(むらた くにお)
相撲博物館学芸員
(司会)
藤井康生(ふじい やすお)
NHKアナウンサー
大相撲の実況中継をはじめ、オリンピック中継など、スポーツ実況を中心に活躍。
現在、名古屋放送局に勤務。
大相撲中継では、初日か中日、千秋楽に見られる北の冨士勝昭、舞の海秀平さんとの実況、解説トリオはあまりにも著名。
また、アトランタオリンピック銅メダルの際の有森裕子さんの「自分で自分を褒めたい」やシドニーオリンピック水泳銀メダルの田島寧子さん「めっちゃくやしい」など、アスリートの名言を生み出すインタビューアとしても知られる。
(トークセッション 14:45〜15:15)
司会:藤井康生氏(NHKアナウンサー)
[ゲストプロフィール]
舞の海秀平(まいのうみ・しゅうへい)
昭和43年2月17日生まれ。青森県鯵ヶ沢町出身。日大相撲部で活躍。日大経済学部卒業後、周囲の反対を押し切り夢であった大相撲入りを決意。新弟子検査基準の身長に足りなかったため、頭にシリコンを入れて新弟子検査に合格した話は有名。平成2年5月、大相撲出羽海部屋入門。平成3年3月、十両に昇進し、同年9月幕内入り。角界最小の身体ながら、「猫だまし」、「八艘飛び」など、ファンを驚かせる数々の技に、“技のデパート”の異名をとる。平成11年11月の引退までに、技能賞5回受賞。最高位は小結。現在はNHK大相撲解説者のほか、スポーツキャスターとして幅広く活躍中。生涯通算成績:385勝418敗27休 幕内通算成績:241勝287敗12休 得意技:左四つ・下手投げ。
第11回公開講演会を開催(予告)
神道文化会では平成11年より毎年公開講演会を開催しておりますが、
本年も公開講演会を開催致します。
本年はこれまで自然と神道文化のシリーズとは相変わって
「相撲と神道文化」6月6日午後1時からです。
どうぞ奮ってご参加ください
(尚、今回は会場がいつもの神社本庁と異なり、
國學院大學渋谷キャンパスとなりますのでご注意ください)
タイトル「相撲と神道文化」
[趣 旨]
現在、相撲は日本の国技とも称され、スポーツとしての側面が大きく注目されているが、古来より相撲は神事との深い関係を有してきた。相撲の起源は、遠く神代の時代にまで遡り、また『日本書紀』垂仁天皇七年の野見宿禰と当麻蹴速が垂仁天皇の前で相撲を取った故事に基づき、朝廷では「相撲節会」が年の作物の豊作を祈る宮中儀礼として執り行われた。現代でも日本各地の神社では数多くの相撲神事・奉納相撲が行われている。このような相撲と神事の関わりを考えることで、相撲に息づく神道文化の存在を再発見して行きたい。
[内 容]
・主 催 財団法人神道文化会(渋谷区代々木1-1-2 神社本庁 内)
・共 催 國學院大學研究開発推進機構 研究開発推進センター
・日 時 平成21年6月6日(土) 午後1時〜4時半
・場 所 國學院大學(渋谷区東)
・スケジュール
午後1時〜1時15分 開会挨拶ほか
午後1時15分〜2時35分
基調講演 加藤健司氏[鶴岡八幡宮教学研究所長]
「各地の神事相撲について」
午後2時35分〜2時45分 (休 憩)
午後2時45分〜3時15分
元小結舞の海秀平さんを招いてのトークセッション
(司会 NHKアナウンサー藤井康生氏)
午後3時15分〜3時25分 (休 憩)
午後3時25分〜4時25分 シンポジウム
講 師
パネリスト 木村庄之助氏(立行司第30代)
村田 邦男氏[日本相撲協会相撲博物館学芸員]
コメンテーター 加藤健司氏[鶴岡八幡宮教学研究所長]
(司 会) 藤井康生氏[NHKアナウンサー]
以 上


神道文化会平成20年度表彰者が決定
神道文化会では毎年、神道文化に功績のあった方々、団体に対する表彰をおこなっていますが
このたび、平成21年4月6日午後1時より表彰審査会を開催し、平成20年度の表彰者が決定致しました。
またあわせて神道芸能普及費の受給者も決定致しましたので、ここにそのお名前を記載致します。
一、小林弘樹殿
【推薦理由概要】・該当第三号
小林氏は平成十三年四月より、山梨県淺間神社の総代副会長、十六年に会長となり現在に至る。氏は、幼少の頃から父の影響を受け、神社への崇敬の念が極めて篤く、長じて本神社の総代に就いてより、神社の由来、祭祀の意味等を熱心に学び、『淺間神社歳時記』を作成した。また、当神社境内社の扁額の復刻、揮毫をするなど一総代の枠を超え、大きな業績を残している。また、その歳時記には、神社の歳時に関連した神道用語の説明や総代研修旅行先の神社の紹介などが記され多岐にわたり読み応えがあり、充実した内容となっている。
二、かつおぎ会殿
【推薦理由概要】該当第四号
財団法人大阪國學院通信教育部の同窓会組織である「かつおぎ会」は、受講修了後も会員の相互交流、研鑽を通じ斯界の発展のために貢献することを目指し活動している。会組織には、総務・教化・k講座・広報・ITなどを置き、国内東西に支部を設け、総会を開きなど活動を続け、同期会などの研修も展開している。特筆すべきは、さらに上位の階位を目指すべく検定試験の対策講座を開き著しい実績をあげていることである。
本同窓会会報『かつおぎ会会報』は平成二十年十二月で二四号を数え、その内容は多彩であり、活動をより強固なものとしている。
三宮田力松殿
【推薦理由概要】該当第二号
宮田氏は、昭和九年愛知国学院を卒業後、小学校代用教員を皮切りに五十年を育行政に捧げ、その間の昭和五十三年に岡崎市の神明社禰宜となり、公職退任後は宮司を拝命し神明奉仕につとめる。また六十三歳より明階試験に挑み合格。そのたゆまぬ努力の軌跡や、所信を纏めた『時に寄せて』(平成十八年)、『今に生きる』他など多数の著書がある。「みずから学ぶ学習態度」の大切さを説き続け、斯界における生涯教育の示範ともなり、その生き方は高く評価できる。
四、平安神宮崇敬会殿
【推薦理由概要】該当第四号
明治半ばに根菜畑を切り開き、琵琶湖疏水の水を取り入れた平安神宮の神苑は、明治期を代表する池泉回遊式庭園であり、国名勝に指定されている名庭園である。このたび、平安神宮崇敬会創立十周年の記念事業の一環として、平成十六年四月から三ヵ年計画にて滋賀県植物同好会、平安神宮自然調査グループにより神苑内の生物の生息・生育調査を実施、その報告書を纏め刊行した。その内容は、神社林、神苑の公共的価値の高さを社会に広めたばかりではなく、神苑が、生きものたちの生態系の維持機能を持つことを証明したばかりではなく、都市部における平地自然植生においてあまり調査されていなかった植物や菌類、陸生無脊椎動物の生物相を解明したことは学術的にも高く評価される。崇敬会の活動として大きな功績を残した。
五、全國戦歿學徒を追悼する會殿
【推薦理由概要】該当第四号
同会は淡路島に昭和四十二年に開設された全国唯一の戦歿学徒追悼施設「戦没学徒記念若人の広場」において、終戦五十年の追悼行事が行われないことを嘆く有志により、平成七年に設立された。以来、平成七年十二月八日の開戦記念日に神道儀礼による「全国戦歿学徒追悼祭」を斎行し、現在にいたる。
会の活動は、荒廃した施設維持のための奉仕活動、再興にかけての啓蒙活動をつづけ、近年では、兵庫県神道青年会、近畿地区神道青年会が奉仕、更には神道青年全国協議会への協力を呼びかけ、次世代を担う全国の青年神職に慰霊顕彰を継承してもらうための取り組みなど活動を展開している。
神道文化叢書第34輯『国学者の神信仰』が発刊

毎回好評を戴いております本会発行の学術叢書の神道文化叢書ですが、
このたび、第34輯『国学者の神信仰』が発刊となりました。
著者は中野裕三氏(國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター講師)。
本居宣長はじめ、橘守部、鈴木重胤ら近世国学者の神信仰に
現代の学問分野としての神道神学との関わりを見出そうとする
意欲あふれる著作です。
国学の巨人たちをあらたな角度から捉えなおそうとする論の一つ一つに
中野氏の労苦が窺えます。
一般販売は弘文堂から(神道文化叢書は非売品)4月下旬より書店にて。
定価は4400円です。
『自然と神道文化』第1輯発刊
本会ではこれまで平成11年より公開講演会シリーズ「自然と神道文化」の講演会の記録を報告集として発行してまいりましたが、このたび、弘文堂より『自然と神道文化』第1輯として、一般書店でも発行されることとなりました。
第1輯には、第1回から第3回までの海と神道文化・山と神道文化・川と神道文化(平成11年〜13年まで)を掲載
なお本輯での執筆者は以下の通りです。(肩書きは現在のもの)
海と神道文化
野本寛一(近畿大学名誉教授)
中田英昭(長崎大学教授)
山と神道文化
姫田忠義(民族文化映像研究所所長)
宮家準(慶応義塾大学名誉教授)
藤田庄市(写真家・ジャーナリスト)
川と神道文化
小林茂(埼玉民俗の会会長)
岡村直樹(作家・川の旅人)
櫻井治男(皇學館大学教授)
価格は1500円です。
1月30日より一般書店でお求めになれます。
座談会「旅と神道文化」
先日、平成21年1月9日に機関誌『神道文化』第20.21合併号掲載の座談会を開催しました。
テーマは「旅と神道文化」
旅文化に造詣の深い5氏をお招きし、開催致しました。
座談会の参加者は以下の通り
神崎宣武(民俗学者・旅の文化研究所所長)
星野英紀(大正大学人間学部教授・大学院長・前日本宗教学会会長)
山中弘(筑波大学大学院人文社会学研究科教授)
板井正斉(皇學館大学社会福祉学部専任講師)
[司会]
櫻井治男(皇學館大学社会福祉学部教授)
(オブザーバー)
松山文彦(本会専務理事・東京大神宮宮司)
なお、この座談会の模様は4月頃発刊予定の機関誌『神道文化』に掲載の予定です。
(座談会の趣旨)
本会では機関誌『神道文化』を年一回発行しているが、本年度は第二〇号、二一号の合併号として発刊することとなった。そのため、今回は座談会を二本立てで企画し、第一弾は「生命倫理と神道を考える」(二十年九月四日)、第二弾を「旅と神道文化」(二十一年一月九日)として実施した。
機関誌に掲載する座談会は、創刊時より現在に至るまで、古今東西、様々な文化事象、歴史事象を「神道文化」というキーワードで捉え直していくというもので、第一線で活躍する研究者や関連方面に造詣の深い神職、専門家の方々をお招きして開催してきた経緯を持つ。機関誌では単に論文を頂戴し掲載するのみでなく、多彩な分野の方々に呼びかけ、座談会形式で様々な視点から御発題、発言を戴くことで、神社界へ新しい知見を広めていく上での一助ともなってきた。
また、昨年の座談会では「文明開化と神道文化」というテーマで幕末、明治維新期から大正期に至るまでの神社、神道と欧米文化の流入との関わりを横浜・神戸・伊勢という三つの港町を中心に考えてみたが、座談会の中で一つ注目する話題として、文明開化の流れのなかで、鉄道事業や道路の進捗に伴う社寺への参詣ということが大きな焦点として挙げられた。そこで、今回は「旅」をキーワードにして神道文化との関わりを探ってみるという趣旨のもと、今回の座談会を実施することとなった。
古より、日本人は旅に対する憧れが強く、さまざまな参詣記や絵図、近代に入ってからは写真記や旅行記などが出版され、ここ数年は、テレビ等メディアでも毎日のように旅番組や旅に関する記事が紹介、特集されているような状況にある。
近年、特にテレビでは聖地の旅、巡礼、心の旅というようなテーマの番組も増加しており、四国の八十八箇所巡礼をはじめ、各地の霊場、世界遺産ともなったことで観光再生をはたした熊野古道と熊野三山など、社寺を中心とした信仰の道への関心が非常に高まっているともいえる状況にある。一方で昨年、政府では国土交通省の外局として観光庁が発足し、国内経済の発展のため、国際観光、国内観光の充実が叫ばれている。今回、旅文化に造詣の深い研究者の方々を招き、旅と神道文化をテーマに据えた座談会を行うことで、我国の社寺と旅との関わりが聊かでも明らかになればと考えている。 (財団法人神道文化会事務局)
座談会 生命倫理と神道文化

さる9月4日に機関誌『神道文化』第20・21合併号掲載予定の座談会「生命倫理と神道文化」が東京大神宮にて行われました。
内容は来年春掲載の予定ですが、座談会の開催の趣旨は以下の通りです。
尚、座談会は二本立ての予定で、明年1月にも「旅と神道文化(仮称)」を開催予定です。
出席者 島 薗 進 東京大学大学院教授
薗 田 稔 京都大学名誉教授
今 岡 達 雄 浄土宗総合研究所主任研究員
小 林 威 朗 國學院大學大学院(久伊豆神社権禰宜)
唐 澤 太 輔 早稲田大学大学院
井 澤 正 裕 (司会:神社本庁総合研究部長)
松 本 久 史 (國學院大學研究開発推進機構専任講師)
[開催の趣旨]
近年、医療科学の格段な進歩によって、尊厳死問題や脳死判定問題、臓器移植問題、さらには葬送の変化、あるいはクローン問題や人工授精、代理母出産や赤ちゃんポストなど、「いのち」の尊厳性や死者に対する慰霊、供養観を問う問題も含め、いわゆる生命倫理に関わる問題が社会の変化とともに問われている。
その一方で我が国では、昨今の種々の報道でも日々耳目するように大人や青少年を問わず、親が子を殺めたり、子が親を殺めるといった事件が多発している。また繁華街などでの無差別殺人事件などでは、「殺すのは誰でもよかった」などと逮捕された加害者が証言するなど、凄惨たる殺人事件などが多発している状況にあり、「いのち」の重さが我が国の人々のなかで軽んじられているのではないかと思われるような傾向があり、そうした事件が日常茶飯事化するなど社会問題化しており、このことは単なる犯罪心理や社会構造の問題だけでは明らかにできない問題であるともいわれている。
そのような現状の中にあって、財団法人神道文化会では、創立六十周年記念事業の一環として、大学生、大学院生を対象とした「神道と生命倫理」に関する懸賞論文を公募し、平成19年6月に締め切られたのち、その審査・表彰式が平成19年の8月、10月にそれぞれ実施された。
そこで、今回『神道文化』20・21号に掲載する恒例の座談会では、「生命倫理と神道を考える」と題して、今回の懸賞論文の審査にも携わった島薗進、薗田稔両氏に加え、仏教側から浄土宗総合研究所において生命倫理問題の研究プロジェクトに携わった今岡達雄氏、また懸賞論文の入賞者でもある小林威朗、唐沢太輔両氏の5名によって神道と生命倫理の問題について座談戴く。さらに司会として、生命倫理問題の研究に取り組んできた井澤正裕氏にご担当戴き、懸賞論文および過去の論考を収録した『神道と生命倫理』においてご寄稿いただいた松本久史氏にもオブザーバーとして議論に加わっていただくことで、神道と生命倫理との接点について議論を深めてみたい。