神道文化叢書第38輯『明治初期の教化と神道』戸浪裕之=著

_MG_1218 戸浪裕之著。平成25年6月30日刊行。

 明治五年以来、神官、僧侶は「教導職」に任命され、「敬神愛国」「天理人道」「皇上奉戴・朝旨遵守」からなる「三条教則」を民衆に説く「大教宣布運動」(国民教化運動)に従事していたが、彼らがどのような「理念」やシステムのもと運動を展開したか、とくに「神官教導職」や真宗僧の動向に焦点をあて、具体的な資料を基に考察された意欲作である。